ジャージー牛のフレッシュな生乳で作るスイーツ「カッサータ」

カッサータ

       
           

最近人気の「カッサータ」。
イタリアにあるシチリア島発祥の伝統的な冷たいスイーツです。
リコッタチーズを使ったクリームに、たっぷりのドライフルーツやナッツを混ぜ込んで冷凍したアイスで、お好みの厚さにスライスして食べます。

人気のヒミツはさまざまですが、タンパク質が豊富で、低糖質、低カロリーという点です。
また、ドライフルーツやナッツが入っているため、ビタミンやミネラルなどの栄養も豊富。
さらに、散りばめられたドライフルーツやアーモンドなどのナッツ類の食感がよく、キラキラとしたカラフルな見た目がSNS映えするということも魅力のひとつではないでしょうか。

今回は、過去のイタリアンスイーツの流行を追いながら、カッサータの魅力を伝えていきたいと思います。

イタリアンスイーツの広がり

イタリアンスイーツの広がり

オリーブオイルやトマトなどを使ったパスタやピザなど、美味しい料理のイメージが強いイタリア。
しかし、実はデザートも根強い人気があります。

まず、バブル絶頂期の1990年ころに流行ったのが「ティラミス」。
エスプレッソをたっぷり染みこませたスポンジケーキやビスケットと、マスカルポーネチーズを使用したクリームを交互に重ねて冷やし固めたスイーツです。
その後は、口当たりのよい甘いクリームデザート「パンナコッタ」や、濃厚でコクのある味わいが特徴的な「イタリアンジェラート」などが流行します。

これらは、ブームが落ち着いたあとも私たちの生活に浸透し続け、お店はもちろんコンビニや自宅などでも手軽に楽しめるスイーツとして定着しました。

2021年を代表するイタリアンスイーツ

2021年を代表するイタリアンスイーツ

2021年に日本で流行したイタリアンスイーツは2種類。
どちらも、イタリアでは素朴なお菓子だったものを、SNS映えするように現代風にアレンジされています。

ローマ発祥のマリトッツォ

「マリトッツォ」は、イタリアのローマで受け継がれている伝統的なスイーツです。
ふわふわのブリオッシュ生地に、さっぱりとした生クリームを挟んだシンプルな作り。
丸くコロコロッとしたかわいらしさが人気を呼び、2021年のトレンドスイーツ代表格となりました。

SNSを意識し、季節の果物やナッツ、チョコレート、エディブルフラワーなどを使った個性的なマリトッツォが増えています。

シチリア島発祥のカンノーリ

サクサク生地とチーズの相性がよい「カンノーリ」は、イタリアのシチリア島で発祥したお菓子です。
小麦粉ベースの生地を薄く伸ばして正方形に切り、金属の筒に巻きつけて低温の油で揚げて皮を作ります。
そして、できた皮の中にリコッタチーズがベースになったクリームをたっぷりと詰めていくのです。
クリームにはマルサラ酒やオレンジピール、ハチミツなどが混ぜられていて老若男女に人気があります。

次のイタリアンスイーツはカッサータで決まり!

最近人気のカッサータとは

最近じわじわと人気が出ているのが「カッサータ」という、イタリアのシチリア島発祥の伝統的なスイーツです。
正式名称は「カッサータ・シチリアーナ」。
クランベリーなどのドライフルーツやクラッシュしたアーモンドなどのナッツ類を混ぜ込んだチーズクリームを冷やし固め、お好みの厚さに切って食べるアイスケーキのようなものです。
カッサータもほかのイタリアンスイーツと同様に古くからシチリア島で愛されてきました。

カッサータとは

カッサータとは、イタリア語で「Cassata」と書き、語源はアラビア語のドーム状のケーキ型を意味する言葉からきたとされています。
古くは、ホールケーキのような丸い形で、周囲を緑色のマジパンでコーティングし、砂糖漬けしたフルーツをたっぷり飾るカラフルなお菓子だったようです。

シチリア島は地中海の中央に位置し、東からはギリシャの文化が、西からはアラビアの文化がやってくる合流地です。
古くからさまざまな文化が混じり合う場所だったことから、カッサータは世界各地に広まり、その土地に合うような形へと変化していきました。

インドのカッサータは、野球帽のような半円筒型や四角いケーキ。
スポンジケーキや、ピンクや黄色の色とりどりのアイスを層状に重ね、上に砕いたナッツをトッピングして冷やし固めるものが多いようです。

なお、日本では四角いケーキ型やパウンドケーキ型で作るカッサータがポピュラー。
カラフルなドライフルーツやナッツをたっぷり入れる点は同じです。
しかし、イタリアとはチーズの種類や入手事情が異なることから、本場のものと比べると少し爽やかな味わいに仕上がります。

カッサータの人気のヒミツ

人気のヒミツはさまざまですが、最初に口に入れた時の口どけのよさと濃厚さの贅沢な味わいに驚かされます。
また、白いチーズ風味の冷たいアイスに、ベリー類や柑橘類などのカラフルなドライフルーツや、食感が異なるクラッシュナッツなどが散りばめられていて、色とりどりな見た目も魅力のひとつ。
この、人におすすめしたくなる美しさがSNS映えして、どんどん飛び火していったのではないかと思われます。

さらに、自宅の冷凍庫に入れておけば、食べたいときにスッと切ってお皿に盛り付け、好きな飲み物と一緒に食べられるという手軽さも功を奏したのでしょう。
手軽なのにリッチな気分が味わえるというのもポイントですね。

カッサータは美容にいい?

カッサータのクリーム部分には「リコッタチーズ」が使われています。
イタリアが発祥地であるリコッタチーズは、フレッシュチーズに分類されており、牛の乳のほか羊の乳や水牛の乳で作られるものがあります。
では、リコッタチーズはどのようにして作られるのでしょうか。

本来、チーズは温めた生乳に「レンネット」という乳を固める作用のある酵素を加え、その際にできた固形物を使って作るのが一般的です。
生乳の約8割が水分なため、チーズを作ったあとの副産物として大量の「ホエー」ができます。

ホエーは、生乳から乳脂肪分や主要なたんぱく質であるカゼインなどを除いた液体のことで、別名「乳清」とも呼ばれています。
リコッタチーズは、このホエーを再度煮詰めて作ったものです。
「リコッタ」は、イタリア語で「二度煮る」という意味。
まさに、製法に由来した名前です。
ホエーは脂肪分が少ないため、あっさりしていてクセのないチーズが仕上がります。

高タンパク、低カロリー、低糖質のリコッタチーズを使ったカッサータは、脂肪分の多いアイスに比べるとヘルシーなのがうれしいポイントです。
また、ドライフルーツにはビタミンCが多く、ナッツ類にはビタミンEやミネラルが豊富に含まれます。

そのような点から、カッサータは美容によいスイーツといえるでしょう。

ジャージー牛で作るカッサータ

ジャージー牛で作るカッサータ

日本で飼育されている乳牛の約99%は、白と黒の模様のホルスタイン種です。
乳量が多く、乳脂肪分は3.8%程度。
一方、茶色の毛並みのジャージー種は国内で0.8%ほどしか飼育されていません。
ホルスタイン種に比べて体が小さいため乳量も少なめですが、乳脂肪分は5%前後と高く、タンパク質やビタミン、カルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。

ジャージー牛からとれる牛乳は、濃厚な味わいとコクがあり、クリーミーでほんのりと甘いのが特長です。
そんなジャージー牛の生乳から作るリコッタチーズはコクがあり、風味が豊か。
希少なジャージー乳のカッサータは特に美味しいでしょうね。

ジャージーブラウンの「カッサータ」

「ジャージーブラウン」のカッサータは、濃厚なジャージー牛乳で作ったリコッタチーズを使っているこだわりの味。
ぶどうやクランベリー、パパイヤなどのドライフルーツと、ナッツが贅沢に入っています。

真っ白なチーズ味のアイスの中に、ぎっしりと詰まったドライフルーツやナッツの食感が楽しいケーキです。
北海道十勝産のジャージーミルクの濃厚さと、ナッツの香ばしさ、ドライフルーツの酸味のコラボレーションをお楽しみください。

ジャージーブラウンの「カッサータ」は、当社の公式通販サイトからお取り寄せができます。

まとめ

まとめ

日本におけるイタリアンスイーツの広がりは、ティラミスが流行った30年ほど前からはじまりました。
その後、日本のスイーツ業界に変化が訪れ、チーズなどの乳製品を使ったスイーツが浸透してきています。

カッサータはフルーツやナッツを一緒に食べる、冷たくて甘いリコッタチーズそのもの。
コーヒーや紅茶などのほか、ワインのお供にも最適です。
これから訪れるクリスマスやお正月など、華やかなシーンにもピッタリなスイーツとなること間違いありません。

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Megumi
Megumi

毎朝ジャージー牛乳を飲んでから出社している、大の乳製品好き。 料理が得意で、ジャージーブラウン商品を使ったレシピを日々考えています。 私のおすすめ商品は、十勝ジャージーミルキーアイスクリーム。